人類1万年の悪夢を打ち破る 真実
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す。競争は善であり進歩発展の原動力だと、固く信じて微じんも疑わないのです。かったとか幸せだったなどとは、はなから思いかけもしないのです。かく言うこの私も、ついこの間までは完全にそう思い込んでいました。対なのです。人類は、進歩発展の美名のもとにその実よくない方向、すなわち幸せから遠ざかる方向へどんどん転落し続けてきたのです。たのが経済なのです。経済は、日々の生活に不可欠な営みであるがゆえに、先に述べた「エゴ」を一番色濃く反映せざるを得ないものなのです。命があるのです。じっとしていては、他者の「エゴ」に打ち負かされてしまうからです。エゴというものは、意味の有無や理屈の正否などいっさいおかまいなしに、勝手にどんどん自己増殖していってしまうものなのです。だから当然、昔よりも今の方が優れていると思い込んでしまうのです。昔の方がよところがです。まことに残念無念ほんとうに断腸の思いながら、事実は全くの正反以上を前置きにして本題に入ります。そんな人類を、そそのかし手引きし続けてき「エゴ」には、もっともっとと際限なくふくらみ続けてゆかねばならない哀しい宿第六章 経済の真実    141

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