人類1万年の悪夢を打ち破る 真実
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「食」の実情余りにも哀し過ぎて、語るべきことばが見つかりません。「動物以下」、いえいえ「うまいものを食べるためなら何をしてもかまわない」「お金をもうけるためなら手段はいっさい選ばない」農業も漁業も畜産業も、そして加工する側も食べる側も、みんなすべて全部もう全人類固有の大きな自由は、あれもするこれもできるというふうに、自分本位に使うそんな生やさしい表現ではとてもとても足りません。「悪魔そのもの」、まやかしっぽくなるので余り使いたくないことばですが、感じとしてはこれが一番近いと思います。くむちゃくちゃです。そこには、人間の尊厳はおろか動物としての基本的本能であるはずの子孫への思いやりの心すら、かけらも見いだすことができません。べきものでは決してありません。あれも我慢するこれも辛抱するというように、相手      62

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