人類1万年の悪夢を打ち破る 真実
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昔ほどには難しくなくなってきていると言いたいのです。「科学」の努力のお陰で、「生いち命」の構造が非常に理解しやすくなってきたからです。読者の中にも、すでに悟りを開きかけている人が現われているかも知れません。うす皮をはぐようにしてではなく、それこそ「あれっ」という感じで突然に開けるのが「悟り」なのです。新しい自分に気づいた人はいませんか。それが悟りを開いたということなのです。実は本章でくり返し説明してきた「無限に大きな生いち命」こそ、「大我」すなわちホントの自分なのです。反対に、小さな小さな「入いれ子こ生いち命」たったひとつだけを自分だと錯覚しているのが「小我」なのです。一個一個どれもすべて「自分」であり、その母体である体全体ももちろん「自分」な話が回りくどくなってしまいました。要するに今は、そんな「大我」への目覚めが「悟り」は、理屈の積み重ねによって開けるのではありません。少しずつ少しずつ本書を読み進めながら、「あれっ」という感じで不意に、とてつもなく大きな全くこのあたりのニュアンスは、人体を例にして考えればすぐ分かると思います。細胞 のの  の 90

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